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2025.02.24
仙腸関節の構造
仙腸関節の安定化に関与する筋肉には、脊柱起立筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋腹横筋、大殿筋、大腿二頭筋、広背筋、腸骨筋、梨状筋
仙腸関節の安定化に関与する靭帯には、前仙腸靭帯、腸腰靭帯、骨間靭帯、長短後仙腸靭帯、仙結節靭帯、仙棘靭帯が挙げられています
仙骨が楔(くさび)状をしており左右の腸骨の間に挟まれていることで構造的に安定しています。また、仙腸関節の関節軟骨は滑りにくく、不規則な形状をしています。仙腸関節は加齢とともに変形し、思春期以降には仙骨側の凹みにあたる部分の腸骨の表面には凸が形成され、仙腸関節の安定性を高めるといわれています。
仙骨がニューテーション(あるいは寛骨の後方回旋)した際に仙結節靭帯や仙棘靭帯は緊張するため安定性が増加します。
また立位や座位で仙腸関節に荷重が加わると仙腸関節は圧縮され安定されるようにできています。
また女性は、妊娠中や生理期間にプロゲステロン、リラキジンホルモンなどの分泌により靭帯や平滑筋の伸長性を高める事がわかっています。これにより、仙腸関節のズレが起こりやすくなる。
仙腸関節の安定する為の筋肉や靭帯は過度な荷重や繰り返し荷重によって安定機能が破綻した時にズレて固まってしまう事がある。
名古屋カイロプラクティック