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2025.02.21

変形性膝関節症(半月板について)

◯半月板の作用は全部で5つあります。

・負荷の伝達、分散

・衝撃吸収

・潤滑作用

・膝の安定化

・固有受容感覚

※固有受容感覚とは、圧迫刺激になどにより関節のポジションを把握する受容器です。中枢系との連携を行なっています。

半月板が損傷するという事は、膝の正確なポジションが分からず、力を入れたい時に入れれないなどの不安定性を作ってしまいます。

半月板が10%損傷すると、半月板による安定性において、10%の膝の不安定性を作ってしまいます。

半月板の内側には血管がほぼいない為、回復が難しいです。

圧迫+捻りで半月板にダメージが行きやすい。

◯半月板においての必須解剖学知識

・内側半月板と癒合組織

前角、中節→内側側副靱帯

後角→半膜様筋腱

・外側半月板癒合組織

前角→腸脛靱帯一部

後角→約50%以上で膝窩筋。膝窩筋と癒合していないケースでは半膜様筋との癒合あり!

◯半月板の動き方

半月板の動きとして外側半月の方が内側半月よりも動きが大きいです。

さらに前角・後角では前角の方が動きが大きいです。

荷重位で前角がより動く。

膝の曲げ伸ばしに対して内側半月板の前角は7.0mm。後角は3.2mm。

外側半月板の前角は、12.8mm。後角は9.6mm。

こんなにも動いている!

※外側に比べ内側の方が動きが少ない為、内側半月板は怪我をしやすいです。

膝の曲げに対して半月板は後方に移動します。

下腿内旋→内側半月板は前方へ。

下腿外旋→外側半月板は前方へ。

◯症状

膝の痛み、圧痛、引っかかり感。これらなど半月板のズレ、損傷である可能性が高いです。

変形性膝関節症の始まりは、半月板のズレからと言われております。

膝の引っかかり感など出た時は、早めに対応した方が良いと思います。