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2025.02.19

筋膜リリースについて、目的、意義、まとめ


◯構造
・表皮→真皮→浅脂肪組織→浅筋膜→深脂肪組織→深筋膜→ 疎性結合組織→筋上膜
◯筋膜の役割
・筋実質の収束と保護
・筋繊維同士の滑走促進(癒着防止)
・他の筋膜への運動伝達と運動連携
◯性質
・コラーゲンI型・エラスチン・水からなる。
・浅筋膜と深筋膜には神経・血管が多数存在。
・筋実質は弾性(非可塑性)であるが、筋膜は可塑性。
・外傷・不良姿勢・動作特性(クセ)などの繰り返しで、その部位の筋膜に微細損傷が生
じる。
・マイクロトラウマにより、筋膜は粘性化する。
・筋膜どおしが癒着し線維化、 (変性)を起こす。
◯癒着、線維化における筋膜の影響。そして痛みや関連痛、拘縮の発症メカニズム。
筋膜は、
虚血状態→循環不全→代謝産物やカルシウムイオンの集積→筋肉のスパズム→筋硬結(索
状硬結)→トリガーポイント形成→慢性炎症状態
◯筋膜由来の症状
・鈍痛、疼くような痛み、ぞわぞわする痛み。痛みの範囲が比較的広がっている。原因箇
所に鋭い圧痛点がある。
・関連痛、痛みが患部から離れた場所に生じる。
・運動痛、自動運動や抵抗運動で顕著。
・関節拘縮(可動域制限) 、筋膜の癒着→弾性の低下による。
◯筋膜リリースの意義
・筋膜、筋、関節包、靱帯起因の症状を改善
①癒着・線維化による関節拘縮など組織の病的状態を好転させる。
②痛みの解消
※正確なリリースは骨格アライメントの修正、神経症状の改善に寄与する可能性がある。