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2025.03.01
副神経
延髄根と頸髄根が頭蓋内で合流し、頸静脈孔から出る。
◯走行
・頸髄繊維が出た後は、胸鎖乳突筋に入りその後、肩甲挙筋と僧帽筋の間を通り僧帽筋に入る。
・延髄繊維は頸静脈孔付近で迷走神経と合体。その後、咽頭筋や軟口蓋筋の運動支配に関与する。
◯障害
・延髄根が障害を受けると嚥下障害や発声障害を引き起こす事がある。(延髄根障害による、迷走神経の機能低下)
※副神経は純粋な運動神経であり、感覚や自律神経は含まれない。胸鎖乳突筋や僧帽筋深部の感覚は頚神経C2-C4によって補助される。
・頸髄根障害で胸鎖乳突筋、僧帽筋の運動障害が起こる。(頭部の回旋力低下、肩の挙上不能、肩甲骨の下垂、痛み等)
※徒手療法においては、頸髄根から末梢への副神経アプローチが特に効果的だと思う。