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2025.07.03

腰椎分離症は治る?

・腰の疲労骨折ともいえる「腰椎分離症」。特にスポーツを頑張る小中学生によく見られます。子供が腰痛を訴えているのに放置してはいけません!

◯ステージ事の分類

0→初期の初期、ヒビなし。MRIにて炎症あり。治る可能性はとても高い。

1→初期、骨に小さなヒビ。裂け目はないコンディション。治る可能性は高い。

2→中期、骨にはっきりとした裂け目、少し白くなっている「骨硬化」。まだ治せる。

※ステージ2

3→後期、骨の裂け目が丸く固まり、くっつきにくい。(骨端閉鎖)、治る可能性は難しい。

4→慢性期、骨が完全に固まらず、隙間ができたまま。治らないが生活はできる。

◯癒合を促すサプリ・栄養管理

・ビタミンD…カルシウム吸収促進、骨形成。(鮭、卵黄)

・ビタミンK2…骨形成促進 (納豆、発酵食品)

・カルシウム…骨の主成分 (牛乳、小魚、チーズ)

・マグネシウム…カルシウムとセットで骨形成(海藻、ナッツ、豆類)

・コラーゲン(ペプチド)…仮骨形成の足場(手羽先、豚足、鶏皮)

・オメガ3脂肪酸…炎症抑制(青魚、エゴマ油、亜麻仁油)

◯リハビリプログラム(約半年)

①安静期…骨癒合の為に固定・運動制限

②回復期(癒合確認後)…可動性の回復

③復帰期(痛みなし)…筋力トレーニング

※安静期に着用するコルセットは、日中(立位・座位・歩行)は必須。

◯スポーツ選手の腰椎分離症の有病率

・メタ分析では、スポーツ選手の腰痛患者の約41.7%が、腰椎分離症であるてされている。

◯腰椎分離症後のスポーツ選手の後遺症リスク

・1.5〜5年のフォロー調査では、66.9%は同程度以上のスポーツレベルに復帰したものの、45.5%が再発性の腰痛を経験、うち33.9%は治療が必要とされている。

◯両側性と片側性での癒合率

・ステージ2において、片側で約40〜60%。両側では30%以下。

・若年アスリートにおいて、片側性の分離症が両側性に進展する確率は約20〜25%程度と推定されている。

・一般的な発症パターンは腰椎分離症全体のうち両側性→約70〜90%、片側性→約10〜30%。

◯腰椎分離症から腰椎滑り症へと発展のリスク

・小児期・思春期に発症した腰椎分離症では、放置や適切な治療を怠ると高い確率ですべり症に進展する傾向がある(最高80%)。文系によりまちまち、

◯カイロプラクティックと腰椎分離症

・スポーツカイロ分野では癒合期間中は腰椎マニュピレーションは禁忌。周囲関節のサポートアプローチにとどめるべきと明記。

・腰椎分離症の慢性期疼痛は「構造破綻」より「機能障害」が主因である可能性が高く、カイロプラクティックによる骨盤・胸椎・股関節の可動域改善が有用。(2021年レビュー)

・慢性分離症では「腰椎矯正はケースバイケースだが、腰部周囲のモビリゼーションと体幹トレーニングは推奨。

名古屋カイロでは安静期を除いて、直接腰椎を接触し痛み、安定度を確認し、必要に応じてマニュピレーションを行っている。多くの場合は分離した状態で固定されている事が多く、痛みの原因が分離によるものではないという事も少なくない。