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2025.03.23
仙腸関節はおもしろい
腰痛の最大30%は仙腸関節に問題あり。
ここの問題での症状は多岐に渡る。
仙腸関節の関連痛は腰部からかかとや鼠蹊部にまで、散乱する始末。
なんでこうなるかは、仙腸関節やその支持組織への神経支配が多すぎるからだと思う!
・腸腰靭帯→大腿神経、L2L3の前枝、L3〜S 3後枝。
・前仙腸靭帯→大腿神経、L5前枝。
・骨間仙腸靭帯→L 5〜S 3後枝。
・後仙腸靭帯→S 2、S 3後枝外側枝。
・仙棘靭帯→S1S2前枝、S2S3後枝。
・仙結節靭帯→S1S2前枝、S1〜S 4後枝、上殿神経、坐骨神経。
※専門書によって異なる。
※これらのどれかの神経の反応によって各デルマトームに異常が出てもおかしくない。
※内臓でも子宮を包む膜が仙骨にくっついている。S状結腸、盲腸、小腸、腸間膜根などが仙腸関節前面をまたぐケースもある。
逆を考えれば仙腸関節を整える事は下半身の環境を激的に良くする事ができる。
ただ整える事はほんとに難しい、
腸骨の動き片側1つとっても、カイロプラクティック的には、AS、PI、AB、AD、EX、IN、S、Iの方向に動きを持つ。
さらに仙骨の動きは、横軸では前傾、後傾。
右斜方軸での左前方回旋、左後方回旋。左斜方軸での右前方回旋、右後方回旋。そして側屈の動きまである。
これを触診で理解するなんて100%無理。
真剣にやってきたからこそ言える!
人間の感覚なんていい加減すぎて話にならない。
ただ、8割のパターンが存在する。腰椎の回旋変位を見ただけで全てがわかる。
夢の公式だ。
都合の良い解釈の可能性はゼロではないが、エビデンスはある。結果も出る!
徒手療法大学ではエビデンスありきでこの様な公式を教わる事ができる。