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2025.03.16
脊椎すべり症に起因する腰痛について、
- 痛みの原因構造
- 痛みの発生メカニズム
※滑り症の前に分離症が必ず起こる。
1、痛みの原因構造
①椎間板
➁椎間関節(特に腰仙関節の)
③仙腸関節
➃大腰筋、多裂筋や腰方形筋の拘縮による痛み
⑤仙結節靭帯由来の痛み
好発部位はL5であり、前方に滑る為、腰椎の前弯位が増加して①椎間板に剪断ストレスによる痛みが。➁椎間関節には腰椎の伸展位による圧迫ストレスによる痛みが発生する。③仙骨は過度なニューテーションを起こすため仙腸関節にも剪断ストレスによる痛みが発生する。⑤さらに、仙骨ニューテーションにより仙結節靭帯に過度な伸長ストレスがかかる。
L5が前方に滑る事で大腰筋は拘縮し、多裂筋や腰方形筋も腰椎前弯位による拘縮が起こる。
これらが複合的に起こる。
滑り症がひどくなるケースは、頭部前突位から胸腰椎後弯による下部腰椎の代償的前弯位による物や、肥満による姿勢不良や筋肉不足などが考えられる。