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2025.03.22
スナッフボックスの知覚異常(痛みや鈍麻)には様々な原因があるが、代表的なものに「舟状骨のサブラクセーション」と「橈骨神経浅枝絞扼症候群」がある。これら、2つの疾患を鑑別する方法。
舟状骨サブラクセーションにおいて
動作痛について注目する
舟状骨の正しい運動として、橈屈時に屈曲する(インピンジメントが起こりやすい)、尺屈時は伸展、掌屈時に屈曲、背屈時に伸展。
これらの動き方を考えて、痛みの発生する動きを作ってもらい、舟状骨を母指で正しい方向にアジャストした状態で痛みが消失するか?
消失した場合は舟状骨のサブラクセーションによる痛みと考え、舟状骨のアジャストを繰り返し動作痛がなくなるまで行う。
橈骨神経浅枝絞扼において
痛みが表面的であり、知覚鈍麻などの症状が発生する。
長母指伸筋の上やスナップボックス、第一コンパートメントの上などや近位では腕頭骨筋との癒着など、このような部位での圧痛検査を行い、絞扼箇所を探って行き、神経リリースを行う。
※外傷時による痛みなどは、舟状骨の骨折に充分気をつける!