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2025.03.09

イタイの痛いの飛んでゆけ!のメカニズム(ゲートコントロール理論)

・ゲートコントロールセオリー(Gate Control theory)は、1965年ロナルド・メルザックとパトリック・ウォールによって提唱。

・痛みの制御機構に関する理論。

・脊髄後角にあるゲートが痛みの信号が脳へ伝わるのを調整していると説明。

◯基本概念

①痛みの情報は抹消神経である、Aδ線維とC線維から脊髄を通り脳に伝わる。

・Aδ線維(細くて有髄)→鋭い痛み、急性痛。

・C線維(細くて無髄)→鈍く長引く痛み、慢性痛。

②脊髄後角にゲートがあり、痛みの信号が脳に伝わる量を調整。

例、ゲートが開く→痛み信号が脳へ。

  ゲートが閉じる→痛み信号が脳へ届きにくくなる。

③太い神経線維(Aβ線維)がゲートを閉じる働きをする。

・Aβ線維は触覚や圧覚を伝える神経。

・Aβ線維が活性化すると、痛みを伝えるC線維、Aδ線維の活動を抑え、ゲートが閉じる事で痛みを軽減。

※太い神経順に感覚が優先される考え方。

◯理論の応用

①さする(転んだ時に痛い部分をさすると、痛みが和らぐのはAβ線維を刺激してゲートを閉じる為。

②電気刺激、皮膚に電気を流し、Aβ線維を刺激。

③温熱、冷却療法

・温めると血流が改善され、Aβ線維の刺激でゲートが閉じやすくなる。

・冷やすと神経の伝達が遅くなり、痛みの信号が弱くなる。

④カイロプラクティック

・触覚や圧覚、関節の刺激によりAβ線維やさらに太いAα線維群を活性化し痛みの伝達を抑える効果がある。

⑤心理的要因

※痛みは脊髄レベルで調整されている。

◯神経線維の太い順、伝達速度の早い順。

①Aα群線維→体性運動(α運動神経線維)

・(Ia群)→体性感覚(筋紡錘)

・(I b群)→体性感覚(腱受容器)

② Aβ線維群→体性感覚(皮膚の触圧覚)

③ AY線維群→体性運動(Y運動神経線維)※文字は便宜的

④ Aβ線維群→体性感覚(冷、鋭い痛覚)

⑤B線維群→交感神経/副交感神経の節前線維

⑥C線維群(無髄)→体性感覚(温、鈍い痛覚)

※①は関節神経でもあり、僕はココの神経に働きかける為、軽度のスラストを行っています。

痛みを止める、もしくは正しい位置を教える為。

・大川整形外科より引用

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