News
新着情報・ブログ
2025.02.09
膝蓋骨の痛み
この手の問題を、凄くシンプルに考える。(膝蓋大腿関節のみで考える場合)
まず膝蓋骨を膝の完全伸展時で動かしてみると無限の方向に動く。よって無限の方向にズレを作る可能性がある。
痛みのメカニズムを考えると膝蓋骨と関節面の圧迫ストレス。僕の頭の中ではこれが最初に思いつく。
膝蓋骨の裏に指を入れ込み、膝蓋軟骨と関節溝を丁寧に触り1番圧痛のきつい場所を見つける。外側に痛みがあれば外方変位?横傾斜?といった具合に。
※膝蓋骨の動きは上下運動がメインであり、5-7センチ動く。
※9割以上が外方変位。(膝は通常外反位であり、外側の筋肉が収縮しやすい構造。腸脛靱帯も膝蓋骨外側に付着しているなどの理由)
※膝関節屈曲ごとの細かい動きの傾向。
①屈曲初期(0〜20°)
関節溝から少し浮き、横方向の動きが少し大きい。
➁屈曲(30〜60°)
関節溝にしっかりはまり安定する、尚且つ上下運動がスムーズで傾きや回旋が調整される。
③深屈曲(90°以上)
膝蓋骨は下方に移動して、大腿骨の深い部分と接触。傾きや回旋が一気に調整される。
この様な事がわかっていると、案外自分でテーピングによる痛みのコントロールができるかもしれない、、、